科目名 | ネットワークアーキテクチャ |
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科目区分 | 専門科目 |
種別 | 演習 |
配当年次 | 2年 |
配当学期 | 後期 |
授業時間数 | 30 |
単位数 | 2 |
実務経験がある教員による授業科目 |
実務経験の概要: 国際標準化機関における情報システム開発と運用、キャンパスネットワークの設計、構築と運用を行った。また自営として各種の情報管理システムのサーバとクライアントを開発した。情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリスト、応用情報技術者。 実務経験と授業の関係: |
授業概要 | 現在の社会に不可欠なインフラであるコンピュータネットワークについて学ぶ。一般的な理論の後、具体例であるTCP/IPとインターネットについて実例を挙げながら学ぶ。 この科目では1年次「情報ネットワーク」で学んだコンピュータネットワークの概要知識を元に、レイヤごと、プロトコルごとの詳細を学ぶ。現在のTCP/IPネットワークについて、一通りの知識・理解が得られることを目標とする。 |
到達目標 | ・コンピュータネットワークとTCP/IPを理解する ・TCP/IP上のアプリケーションプロトコルを理解する |
目標資格等 | 情報処理技術者試験のネットワーク分野の対策につながるように授業を構成しています |
評価方法 | 知識:小テスト 30%
知識:定期試験 20% 技能:日常演習 20% 技能:課題提出 30% |
評価の詳細: | |
準備学習、他科目との関連 | ・情報技術Ⅰ、情報ネットワーク、情報技術Ⅱの内容を理解していること ・TCP/IP演習では、この科目の内容を元にし、ルータ設定を行いネットワークを設計・構築する実際の手法を習得する ・サーバ構築演習では、この科目の内容を元にし、各アプリケーションサーバを構築する |
教科書・教材 | マスタリングTCP/IP 入門編 第6版 |
授業計画 | 1回あたりの時間数 4時間 |
第1回 コンピュータネットワークの概要 - コンピュータとネットワークの発達史 - 通信プロトコルの概要 TCP/IPの基礎知識 - 開発の歴史 - 標準化 - インターネットとTCP/IP - TCP/IPの階層モデル | |
第2回 プロトコル階層化と通信の基礎 - プロトコル階層化の概要 - OSI参照モデル - 通信方式 - アドレッシング | |
第3回 データリンク層① - データリンク層の役割 - MACアドレス - イーサネット | |
第4回 データリンク層② - 無線イーサネット - PPP - 公衆アクセス網 | |
第5回 実習: LANケーブルの作成とLAN構築 - ケーブルとコネクタを圧着しケーブルを作成する。そのケーブルを使ってLAN配線を行う。 - Windows端末を使ったネットワーク設定と通信テスト | |
第6回 IP①: プロトコルの概要、アドレス構造 - IPの概要 - IPアドレスの構造、種類 - クラスとサブネットマスク | |
第7回 IP②: ルーティング - ルーティングとは - IPルーティング - 経路の集約 | |
第8回 IPv6 - IPv6の概要 - アドレス構造、分類 実習 - IPv6アドレスの競ってい - 通信テスト | |
第9回 IP関連技術 - DNS - ICMP - DHCP - NAT | |
第10回 トランスポート層① - 役割 - ポート番号 - UDP - TCPの概要 | |
第11回 トランスポート層② - 再送制御 - ウインドウ制御 - フロー制御 - 輻輳制御 | |
第12回 ルーティングプロトコル - 経路制御の概要 - EGPとIGP - 経路制御アルゴリズム - OSPF | |
第13回 アプリケーションプロトコル① - アプリケーション層の概要 - リモートログインプロトコル - ftp - 電子メール | |
第14回 アプリケーションプロトコル② - WWWの概要 - URI - HTTP - Webアプリケーション | |
第15回 期末試験 |