シラバス詳細(2023年度)

戻る
科目名セキュアプログラミング
科目区分専門科目
種別演習
配当年次3年
配当学期前期
授業時間数60
単位数2
実務経験がある教員による授業科目 実務経験の概要:
国際標準化機関における情報システム開発と運用、キャンパスネットワークの設計、構築と運用を行った。また自営として各種の情報管理システムのサーバとクライアントを開発した。
実務経験と授業の関係:
情報システムの開発と運用の双方を行った経験を基に実践的な授業を実施します。
授業概要現在のプログラムはネットワーク、特にインターネットからの通信を扱う必要があり、さまざまな不正アクセスにさらされている。そのため安全なプログラムの作成方法、セキュアプログラミングの考え方が重要になる。この授業では特にWebアプリケーションを題材としたセキュアプログラミングの基礎を学ぶとともに、代表的な脆弱性についてもプログラム作成や攻撃演習などを通じて学ぶ。
到達目標- セキュアプログラミングの概念を理解する
- セキュアプログラミングの基礎スキルを習得する
- 脆弱性や攻撃の実際について理解する
目標資格等情報処理安全確保支援士、情報セキュリティマネジメント試験
評価方法知識:小テスト 40%
知識:定期試験 0%
技能:日常演習 30%
技能:課題提出 30%
評価の詳細:
準備学習、他科目との関連
教科書・教材資料を配付する
授業計画 1回あたりの時間数 4時間
第1回
セキュアプログラミングの基礎
- 概念
- 脆弱性と攻撃
- 演習環境の準備
第2回
Webアプリケーションセキュリティ: 概要とセッション
- Webアプリケーションとは
- Webアプリケーションに必要なセキュリティ要件
- HTTPセッションとセキュリティ
第3回
Webアプリケーションセキュリティ: 入力
- 入力時のセキュリティ対応
- 文字コードとエンコーディング
- 入力チェックの方法
第4回
Webアプリケーションセキュリティ: 出力
- 出力時の留意点
- XSSの概要と対策
第5回
Webアプリケーションセキュリティ: データベース
- データベース接続の概要
- SQLインジェクションの概要と対策
- CSRFの概要と対策
第6回
Webアプリケーションセキュリティ: セッション管理
- セッションハイジャックの概要と対策
- セッションID管理
第7回
Webアプリケーションセキュリティ: HTTP
- HTTPヘッダとセキュリティ
- リダイレクト
- クッキーの管理
第8回
Webアプリケーションセキュリティ: メール送信
- 電子メール送信の方法
- メール送信の問題
第9回
Webアプリケーションセキュリティ: OSの呼び出し
- OSコマンド呼び出しの概要と対策
- ファイルアクセスの概要と対策
- ファイルアップロードの概要と対策
第10回
構造化データ
- evalインジェクション
- XML
第11回
WebAPIとJavaScript
- JSON
- JSON利用時の留意点
- DOM利用時の問題
- Webストレージ
第12回
認証
- ログイン処理とパスワード
- 自動ログイン処理
- アカウント管理
第13回
脆弱性の診断
- ポートスキャン
- 脆弱性の診断
第14回
C言語によるセキュアプログラミング
- C言語の特性
- メモリ管理
第15回
まとめ: 事例紹介
戻る

日本国際工科専門学校